「1923年に描かれた『Price iz davnine』というクロアチアのむかし話の書籍が京都の松籟社より出版。ヴラディミル・キリン(Vladimir Kirin)の挿絵、イヴァナ・ブルリチ=マジュラニチ(Ivana Brlic-Mazuranic1874−1938年)著。1916年に出版されたこの本はマジュラニチの書籍のなかでももっとも親しまれた一冊で、クロアチア人に関するスラヴ神話をベースにアンデルセンやトールキンのようなおとぎ話が新しく創作されている。クロアチアのアンデルセンと称された彼女自身が学ぶために書かれたという、マジュラニチの小説や児童文学のほとんどがヨーロッパ言語に翻訳されている。日本ではこのクロアチアのむかし話の他にも二冊出版されている。」