クロアチアの伝統料理


ハンガリーやオーストリアに近い北の内陸料理から南の地中海料理まで、クロアチアで食される伝統的な料理をYoutubeの動画とレシピで紹介。

シュトルクリ Štrukli
ザグレブ周辺の伝統的な一品、シュトルクリ。小麦の生地にカッテージチーズを挟みサワークリームをかけてオーブンで焼いたもの。一般的には薄い塩味なのだが、クロアチアでは食後のデザートに食べられることも多い。


ヴィノドルやバルタザールなどザグレブのローカル料理のレストランではたいてい置いてあるので、ザグレブ滞在中に機会があればぜひ注文してみてください(メニューではメイン・ディッシュではなくデザートの一品として載せてあることが多い)。が、ふつうの日本人の胃袋なら二人で一皿で十分。胃袋がかなり大きいと思っているわたしでも一つ食べたらもうおなかいっぱい。また、ザグレブから車で一時間ほど北部のエスノ村 Kumrovec(クムロヴェッツ) のシュトルクリは、チーズグラタンのような村独特のレシピでかなーり食べ応えがある。
YouTubeでこんなのを発見したので、どうぞ。


ペカ Peka
クロアチアの伝統料理のひとつとして観光客にも大人気のペカ。いったいどういう食べ物かというと・・・炭を炊いて、その灰と火にじゃがいもや肉などが入った鉄の鍋を埋めて蒸し焼きにしたもの。一見は百聞にしかり。
たんたんと進められて行くペカの様子がどこかシュールな感じさえあっておもしろい。


フリットゥレ Fritule
スプリットなどで食べられる揚げ菓子で、卵、バニラシュガー、塩、ヨーグルト、小麦粉を混ぜ合わせた生地を油で揚げたミニドーナツみたいなもの。


ブザラ Buzara
南クロアチア、ドゥブロヴニク周辺で食されるシーフードの白ワイン煮。魚介類のだしが効いていて日本人が好きな一品ですね。

材料とレシピ:
ムール貝、手長エビ(シュカンピ)、白身魚をオリーヴオイルを温めた深めのフライパンに入れ、パセリと塩、白ワインで蒸す。

イカのコルチュラ風ワイン煮  Sipa na korculanski
アドリア海に浮かぶコルチュラ島のイカ料理。

材料とレシピ:
イカ 1キロ
オリーヴオイル 半カップ
なすび 1個
ズッキーニ 2本
たまねぎ 2個
じゃがいも 500グラム
トマト水煮 300グラム
赤・緑ピーマン 2個
クローブ 1個
ケッパー 小さじ1杯
白ワイン 1カップ
パセリ 1束
ヴェゲタ魚用(Vegeta Twist riba) 小さじ2杯
オリーヴオイルをひいたフライパンで切ったイカをさっと炒め、たまねぎ、赤ピーマン、ピーマン、なすび、ズッキーニ、トマト、ヴェゲタ(クロアチアのスープの素)の魚用をふり、白ワインをかけてふたをして10分ほど蒸す。茹でたじゃがいもと水を加えさらに15分ほど煮込む。ヴェゲタのかわりにイタリアンハーブと野菜スープの素を混ぜたものでも代用できます。

ワイングラシュ Vinski gulas
ハンガリーに近い東北クロアチアで食されるお肉の煮込み料理グラシュですが、今回は赤ワインを使ったグラシュの作り方です。

材料とレシピ:
豚のバラ肉またはベーコン 200グラム
ビーフ 1キロ
たまねぎ 500グラム
甘いパプリカの粉 小さじ2杯
チリパウダー 小さじ1杯
赤ワイン 2カップ半
大きめに切ったバラ肉を鍋のそこにひいて(油をひく必要ナシ)、その上に牛肉の半分を入れ、少々の塩とパプリカとチリパウダーを振り、その上にスライスしたまねぎの半分、残りの牛肉とたまねぎをのせ、赤ワインを加え、弱火で1時間~1時間半煮込む。45分ほどしたところで水分が少なすぎるようであれば少々水を足してもよいが、水分はあまり多くならないように気をつけること。ベーコンに塩分が多い場合は塩はまったく入れなくてもよいのでその辺は加減しながら。

豚ヒレ肉とあんずの包み焼きパイ Svinjski file u lisnatom tijestu


材料とレシピはのちほど掲載します。


プロシュトのイストラ風煮込みスープ Istarska manestra


材料とレシピはのちほど掲載します。