2010年8月26日木曜日

クロアチアの児童文学が出版@京都

「1923年に描かれた『Price iz davnine』というクロアチアのむかし話の書籍が京都の松籟社より出版。ヴラディミル・キリン(Vladimir Kirin)の挿絵、イヴァナ・ブルリチ=マジュラニチ(Ivana Brlic-Mazuranic1874−1938年)著。
1916年に出版されたこの本はマジュラニチの書籍のなかでももっとも親しまれた一冊で、クロアチア人に関するスラヴ神話をベースにアンデルセンやトールキンのようなおとぎ話が新しく創作されている。
クロアチアのアンデルセンと称された彼女自身が学ぶために書かれたという、マジュラニチの小説や児童文学のほとんどがヨーロッパ言語に翻訳されている。
日本ではこのクロアチアのむかし話の他にも二冊出版されている。」
松籟社のウェブで書籍と著者検索してみましたが、邦題は『昔々の昔から』。英語版はこちらで立ち読みできます。著者名の読みは日本語ではイヴァーナ・ブルリッチ=マジュラニッチが一般的な読み方のようですね。イヴァナをなんでイヴァーナって伸ばしちゃうんだろ。たとえばハナコをハナーコって感じで、間延び感が・・・。

2010年8月12日木曜日

おとぎ話のようなクロアチアのラストケ村

ブログ「クロアチアの碧い海の夢」にラストケのお散歩日記、アップしました。


ほんとにおとぎ話の村のようで、のんびり。日本だと安曇野とか上高地とかそんな感じでしょうか。大好きな村です。



2010年8月1日日曜日

カフェのテラス席撤去@ザグレブ

ザグレブ中心街の通りに設置されたカフェのテラス席、今夏は例年よりも多くのテーブルが歩道に置かれているように思える。
というのも去年からすったもんだしている公共室内での禁煙が決定したこともあって、喫煙許可を持たないカフェがこぞって喫煙者用にテラス席を設けたのは一目瞭然(通るだけでも煙りがすごい・・・)。その急激な数の増え方にみんなほんとに市の許可をもらっているのかと疑問に思っていたところ、盲人から市に危険だとクレームがあったとかでさっそく歩道のテラス席が撤去されはじめた。
というものの、某カフェ経営者の話では、許可を得ているにもかかわらず経営側にはなんの選択肢も与えられず、しかも前もって通知もなにもない今回の突然のテラス席撤去に怒りを感じているという。クロアチア盲人協会は「経営者の方々には申し訳ないが、歩道のテラス席が盲人にとって危険であることはかわりなく、怪我人がでないような対処がひつよう。お互いに協力しあいたい」と話している。969名の盲人が在住しているザグレブの盲人協会は「今回のクレームは盲人協会からではなく個人から出たクレーム」だと付け加えているが、カフェ経営者たちはそういったクレームなどこれまで聞いたことがないという。
ということで、店内での喫煙許可がないカフェにとっては今回のテラス席撤去は、春からの禁煙法実施と重なってまたしてもかなりの営業的な打撃でしょうね。カフェ・オリエント・エクスプレスのテーブルと椅子も撤去されましたね。あそこは確かに歩道が狭くて通りにくかったです。去年まであそこはテラス席、なかったんですけどね。でもまあ、盲人に限らず、歩道の真ん中にテーブルと椅子がごちゃごちゃ置いてあると、わたしでも車道に降りるなどちょっと歩きづらく、足の悪い人やお年寄りにも危ないんじゃないかなと思いましたデス、はい。

P.S. なんですかね、歩道から撤去されたところ(約50軒)もあれば、テラス席を車道に移動したカフェもありますね。というか、そもそも歩道テラス席を許可した時点でそれに伴う問題点を考えなかったのか・・・と。